top of page

更年期障害って何?

①閉経って?

→閉経は生理が終わった時です。閉経は45-54歳(平均値50.5歳)と言われていますが、45歳未満を早発閉経と言います。55歳以上であることもあり得ます。


②更年期って?

→更年期は、閉経の前後5年を言います。


③更年期症状って?

→更年期に起こる症状で、更年期女性の約50~80%が何らかの症状を経験するとされています。


主な症状は

  • ホットフラッシュ

  • 発汗

  • 動悸

  • 不眠

  • イライラ

  • 不安感

  • 抑うつ

  • 肩こり

  • 疲労感

  • 関節痛

などです。


④更年期障害って?

→「症状がある」だけでは更年期障害とは言いません。症状によって日常生活や仕事に支障を来す状態を更年期障害と呼びます。治療対象となる更年期障害は、更年期女性全体の約25~30%と推定されています。


⑤周りの人には、どうしたら理解してもらえるの?

→産婦人科の病気の中には、症状に個人差があるので、周りの人には理解を得難い病気がたくさんあります。生理のトラブル、不妊、妊娠中のトラブルなどがありますが、更年期障害も該当します。最近はかなり良くなってきましたが、日本ではまだまだ理解してもらえない事が多いようです。

おそらく、理解してくれない👦達は、自分自身は大丈夫だったし、我慢して乗り越えてきたし、また、男性の場合には、男だからわからないとかで、片付けられてしまいやすいです。

→生活に支障が出る場合には、早く治療して、周りには、更年期障害で治療中だとカミングアウトした方がいいです。


⑥治療は?

更年期障害の治療は大きく

  1. ホルモン補充療法(HRT)

  2. 漢方療法

  3. 向精神薬(SSRI・SNRIなど)

  4. 生活習慣改善

に分かれます。


⑦ホルモン補充療法(HRT)

エストロゲン不足そのものを補う治療です。

メリット

  • ホットフラッシュに最も有効

  • 発汗、動悸の改善

  • 不眠改善

  • 腟萎縮・性交痛改善

  • 骨粗鬆症予防

  • 大腸癌リスク低下の可能性

  • 更年期症状改善効果が最も高い

症状改善率は70~90%程度とされています。

デメリット

  • 不正出血

  • 乳房痛

  • 浮腫

  • 子宮がある場合は黄体ホルモン併用が必要

  • 乳癌既往では原則使用困難

  • 血栓症リスク上昇(特に内服)

向いている人

  • 45~60歳前後

  • ホットフラッシュ主体

  • 骨粗鬆症予防もしたい


⑧漢方療法

メリット

  • 血栓症リスクなし

  • 乳癌既往でも使いやすい

  • 冷え、肩こり、疲労感など多彩な症状に対応

  • 比較的導入しやすい

  • 証があったら劇的に効く

デメリット

  • 効果発現に時間がかかる

  • ホットフラッシュ改善効果はHRTに劣る

  • 証が合わないと効かない

  • 甘草による偽アルドステロン症など副作用


⑨精神科の薬

代表例

  • エスシタロプラム

  • デュロキセチン

  • ベンラファキシン

メリット

  • 不安

  • 抑うつ

  • イライラ

に有効

ホットフラッシュも30~60%程度軽減します。

デメリット

  • 吐き気

  • 眠気

  • 性機能障害

  • 離脱症状

向いている人

  • メンタル症状主体

  • HRT禁忌


④ プラセンタ注射

メルスモンは更年期障害に保険適用のあるプラセンタ注射です。血栓症や乳癌の心配が少なく、疲労感や不眠、イライラなど幅広い症状に効くことがあります。ただし、ほてりや発汗が強い方にはホルモン補充療法の方が効果は高いです。また、一度受けると献血はできなくなります。

最新記事

すべて表示
生理ではない出血は、「年齢のせい」と決めつけないでください。

「生理は終わったはずなのに出血した。」
 「性交の後だけ出血する。」
 「閉経したのに少し血がついた。」 このような出血は、不正出血と呼ばれます。 原因として、 ・子宮頸管ポリープ
 ・子宮内膜ポリープ 
・子宮頸部の炎症
 ・性感染症
 ・ホルモンバランスの乱れ
 ・子宮頸がん
 ・子宮体がん などが考えられます。 特に次のような症状は、早めの受診をおすすめします。 ✓ 性交のたびに出血する 


 
 
 
生理じゃないのに下腹部が痛い…それ、婦人科に相談してもいい症状です。

「生理ではないのに下腹部が痛い。」 「何日か様子を見ていたけれど、なかなか良くならない。」 このような症状で受診される方は少なくありません。 生理痛ではない下腹部痛の原因には、 ・卵巣のう腫 ・卵巣茎捻転(卵巣がねじれる病気) ・卵巣出血(排卵痛も含む) ・子宮内膜症 ・骨盤内炎症 ・子宮外妊娠(妊娠の可能性がある方) ・膀胱炎や尿路結石 ・虫垂炎(盲腸) などがあります。 特に、 ・急に強い痛み

 
 
 
こんな性器出血は注意! チェックリスト

こんな性器出血には注意してください。 ◯生理ではない時に出血がある ◯ピルやホルモン剤を飲んでいるのに、生理の予定以外に生理みたいな出血をする。あるいは、 出血が長く続く。 ◯生理の量が多い。例:日中でナイト用で1-2時間で交換しないといけない時等 ◯生理が10日間以上続く ◯生理が多めで、貧血を指摘された事がある。 ◯妊娠中の出血 ◯閉経後の出血

 
 
 

コメント


府中駅前ウィメンズクリニック

〒183-0056 東京都府中市寿町1丁目1-3

​三ツ木寿町ビル8階

Tel: 042-358-2255

bottom of page